MacBookの画面に斜線の入ったマイクのアイコンと工具があり、声が再び文字につながるイメージ

Macで音声入力ができないときは、まず「システム設定」>「キーボード」で「音声入力」がオンか、「マイクの入力元」が使っているマイクになっているかを確認します。次に「音声コントロール」がオフかを見てください。このページはMac(macOS)向けの手順です。iPhoneの音声入力の不具合は、iPhoneの設定画面が違うので対象外です。下の手順は、短時間で確認できるものから順に並べています。

症状から確認する場所を探す

症状まず確認すること
ショートカットを押しても何も起きない音声入力がオンか、ショートカットの設定、音声コントロール(手順1、6、7)
マイクのアイコンは出るのに文字が入らないマイクの入力元と入力音量(手順2、3)
日本語が別の言語として入力される音声入力の言語(手順4)
話している途中で止まる30秒の無音で止まる仕様か、ネット接続(手順5)
特定のアプリだけで使えないそのアプリの再起動、マイクの許可(手順8)
他社の音声入力アプリだけ文字が入らないアプリが求める「マイク」などの許可(手順9)

1. 音声入力がオンになっているか確認する

アップルメニュー >「システム設定」を開き、サイドバーの「キーボード」をクリックします。「音声入力」がオンになっているか確認してください。初めてオンにするときは「有効にする」をクリックします。

すでにオンなのに動かない場合は、一度オフにして10秒ほど待ち、もう一度オンにします。

2. マイクの入力元を確認する

同じ「キーボード」設定の「音声入力」にある「マイクの入力元」で、使いたいマイクが選ばれているか確認します。「自動」を選ぶと、音声入力に使われる可能性が高いデバイスをMacが選びます。外付けマイクやAirPodsで反応しないときは、そのマイクを直接選んで試してください。

3. 入力音量とマイクの状態を確認する

「システム設定」>「サウンド」>「入力」で使うマイクを選び、話しながら入力レベルのメーターが動くか見ます。動きが小さい場合は「入力音量」のスライダを上げます。

あわせて、次の点も確認してください。

  • 内蔵マイクが手や服、ケースでふさがれていないか
  • 周りの音が大きすぎないか。騒がしい場所や反響の大きい部屋では、ヘッドセットのマイクが役立ちます
  • 小さすぎず大きすぎない声で、はっきり話しているか

4. 音声入力の言語に日本語が入っているか確認する

「キーボード」>「音声入力」の「言語」の横にある「編集」をクリックし、日本語が選ばれているか確認します。英語だけが選ばれていると、日本語を話しても正しく入力されません。

複数の言語を設定している場合は、音声入力中にカーソルの横に表示される言語をクリックするか、地球儀キー(あるMacのみ)を押して切り替えます。

5. 途中で止まるなら、30秒の無音とネット接続を確認する

Macの音声入力は、話している間はタイムアウトしませんが、30秒間声が検出されないと自動で止まります。考えながら話していて止まった場合は故障ではないので、同じ操作でもう一度始めてください。

音声入力にインターネット接続が必要な場合もあります。必要かどうか、また一般的な文章の音声入力がMac上で処理されるかどうかは、「キーボード」設定の「音声入力」の下に表示される説明文で確認できます。接続が必要な設定なら、「システム設定」>「ネットワーク」で接続を確認してください。

6. ショートカットを確認する

文字を入れたい場所をクリックしてから、メニューの「編集」>「音声入力を開始」を選んでみてください。これで始まるなら、原因はショートカットの設定です。

  • 「キーボード」>「音声入力」の「ショートカット」で、使うキーを選び直します。「カスタマイズ」で Option+Z のような組み合わせも設定できます。
  • マイクキーは、押してすぐ離すと音声入力、押したままにするとSiriが起動します。
  • ランチャー、画面収録、クリップボード管理などのアプリが、同じキーの組み合わせを使っていないかも確認します。

7. 音声コントロールがオンになっていないか確認する

音声コントロールがオンのときは、標準の音声入力は使えません。「システム設定」>「アクセシビリティ」>「音声コントロール」を確認し、使っていなければオフにします。

8. 特定のアプリだけ使えないとき

まず「メモ」など別のアプリで試し、Mac全体の問題か、そのアプリだけの問題かを切り分けます。そのアプリだけなら、アプリを完全に終了してから開き直します。

Wordの「ディクテーション」やGoogle ドキュメントの「音声入力」のように、アプリ側に独自の音声入力がある場合は、そのアプリがマイクを使う許可が必要です。「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「マイク」で、Wordやブラウザがオンになっているか確認してください。

それでも直らない場合は、Macを再起動してから試します。Bluetoothのマイクが原因のときは、「システム設定」>「Bluetooth」でいったん接続解除し、つなぎ直します。改善しなければ、Controlキーを押しながらデバイス名をクリックして「ペアリング解除」を選び、ペアリングし直してください。USBマイクは、抜いて数秒待ち、別のポートに挿し直します。

9. 他社の音声入力アプリで文字が入らないとき

Mac標準の音声入力ではなく、他社の音声入力アプリを使っている場合は、アプリの案内に従って次の許可を確認します。

  • 「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「マイク」で、そのアプリがオンか
  • 「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「アクセシビリティ」で、そのアプリがオンか(アプリの案内で求められている場合)

オンなのに文字が入らない場合は、スイッチをいったんオフにしてアプリを終了し、スイッチをオンに戻してからアプリを開き直します。Mac標準の音声入力と他社アプリを同じショートカットにしていないかも確認してください。

何度も動かなくなるなら

ときどき使う程度なら、標準の音声入力を直して使い続けるのが一番です。毎日長い文章を話して書く人や、日本語の固有名詞を毎回直している人は、専用アプリも検討する価値があります。比較のポイントはMac向け音声入力アプリの選び方にまとめています。

ここからは私たちが開発しているアプリの紹介です。Speakmacは、日本語モデル(約158MB)をダウンロードした後の通常の音声入力をMac上で処理する音声入力アプリです。ネット接続の状態に左右されず、ショートカットを自分で決められ、人名や社名はカスタム単語と置換で補正できます。各Macでアカウントなしで30回まで無料で試せます。

音声入力の基本的な設定から見直したい場合は、Macの音声入力の使い方をどうぞ。

よくある質問

Macで音声入力のショートカットを押しても反応しないのはなぜですか?

「キーボード」設定で音声入力がオンか、ショートカットが意図したキーになっているかを確認します。「音声コントロール」がオンだと標準の音声入力は使えません。「編集」>「音声入力を開始」で始まるなら、ショートカットの設定を見直してください。

マイクのアイコンは出るのに文字が入りません。

声がMacに届いていない可能性があります。「キーボード」>「音声入力」の「マイクの入力元」と、「サウンド」>「入力」の入力音量を確認してください。

音声入力が途中で止まるのは故障ですか?

故障ではありません。30秒間声が検出されないと自動で止まる仕様です。もう一度同じ操作で始めてください。

日本語で話しているのに英語で入力されます。

「キーボード」>「音声入力」の「言語」で日本語が選ばれているか確認します。複数の言語を設定している場合は、カーソル横の言語表示か地球儀キーで切り替えます。

iPhoneで音声入力ができない場合もこの手順で直りますか?

このページの手順はMac向けです。iPhoneは設定画面の名前や場所が違うので、iPhone向けのAppleの案内を確認してください。